「きっといつかは」 花束より重いものを持ったことがないと貴女は言う、 しかし貴女には手があるのだから、 いつかその手に命を抱く時がくるだろう。 貴女に抱かれたその命は、 貴女の愛を必要とする命だから、 何よりも貴女の微笑みを欲する命だから・・・ その命は貴女にとって大切な命。 何よりも換えがたい愛しい命。 貴女はその命を抱くことによって、その重さを感じるだろう。 そっと抱きしめてやって欲しい、 そして育んで欲しい、 人はそうやって生きてきたのだから・・・ 藤次郎正秀